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- 公開。先進的窓リノベ2026事業・環境省・国土交通省・国税庁 No.1219/No.1490・東京都ほか自治体の公表資料をもとに作成
内窓の補助金は、2026年は1窓あたり2万2,000円から14万円です。性能区分は熱貫流率1.1以下のPと1.5以下のSの2つだけで、去年まであったA区分は廃止されました。1戸の上限は100万円、2025年の200万円から半減しています。申請できるのは登録を受けた工事業者だけで、住んでいる人は申請できません。予約は2026年11月16日、交付申請は12月31日が締切です。国の予算はまだ25%しか使われていませんが、埼玉県と名古屋市の上乗せはもう終わりました。
結論:内窓の補助は1窓2万2,000円〜14万円、1戸100万円まで
補助額は窓1つごとの定額で、工事費の何割という計算ではありません。性能区分とサイズ、戸建か集合住宅かで決まります。
| 性能区分 | 建て方 | 特大 4.0㎡以上 | 大 2.8〜4.0㎡ | 中 1.6〜2.8㎡ | 小 0.2〜1.6㎡ |
|---|---|---|---|---|---|
| P(熱貫流率1.1以下) | 戸建 | 140,000円 | 89,000円 | 58,000円 | 36,000円 |
| 集合住宅 | 152,000円 | 98,000円 | 64,000円 | 40,000円 | |
| S(熱貫流率1.5以下) | 戸建 | 76,000円 | 52,000円 | 34,000円 | 22,000円 |
| 集合住宅 | 83,000円 | 57,000円 | 37,000円 | 24,000円 |
出典:先進的窓リノベ2026事業「対象工事の詳細【内窓設置】」[環境省 窓リノベ2026]。低層集合住宅も同じ単価です。
- 上限は1戸100万円。複数回に分けても合計でこの枠内です。
- 1回の申請で補助額が5万円以上必要。同じ開口部に2つ付けても補助は1つ分です。
- 予約は2026年11月16日、交付申請は12月31日まで[交付申請の手引き]。予算上限に達した時点で終了します。
2026年に変わった3点:A区分の廃止・上限の半減・特大の新設
影響が大きいのは、内窓のA区分(熱貫流率1.9以下)が対象から外れたことです[環境省 窓リノベ2026]。去年のカタログで選ぶと補助がゼロになる製品があります。A区分が残るのはガラス交換・外窓交換・ドア交換だけです。
| 項目 | 2025年事業 | 2026年事業 |
|---|---|---|
| 1戸の上限 | 200万円 | 100万円 |
| 内窓の性能区分 | 3区分(A区分あり) | PとSの2区分 |
| 窓のサイズ | 大・中・小 | 特大を加えて4区分 |
出典:環境省「先進的窓リノベ2026事業の概要」[環境省]。
予算も1,350億円から1,125億円に減りました。ただし上限の半減は、内窓だけの工事ならほとんど効きません。S区分の大サイズなら20窓でようやく104万円です。こたえるのは家中の外窓を取り替えるような大きな改修のほうです。
申請するのは工事業者。あなたは自分で申請できない
申請できるのは登録を受けた「窓リノベ事業者」だけです[窓リノベ2026 申請手続き]。所有者は申請者になれません。業者選びがそのまま補助金選びになります。
- 登録事業者かを確かめる。住宅省エネ2026キャンペーンの検索ページで探せます。載っていなければ直接聞いてください。
- 工事請負契約を結ぶ。契約より前に着工した工事は対象外です。
- 工事前の写真を撮る。提出免除依頼書はなく、撮り忘れた窓は補助がゼロになります。
- 着工する。予約の有効期間は提出から3か月か12月31日の早いほうです。
- 完成後、業者が交付申請する。受付は遅くとも12月31日までです。
- 還元を受ける。工事代金への充当か現金です。補助を受けた窓には10年の処分制限がつきます。
対象になる工事の線引きも契約前に確かめてください。
対象になる内窓工事
- 既存の窓の内側に内窓を設置する
- 既存の内窓を新しい内窓に交換する
- 外窓の開口面から屋内側50センチ以内に平行に置く
対象にならない工事
- 外窓1つに内窓を3つ以上取り付ける
- 中古品や展示品、施主支給(取り付けだけ依頼)
- 外気に面していない窓、ドアだけの工事
先に終わるのは自治体の上乗せ。国の予算はまだ25%
国の窓リノベは、2026年9月23日0時時点で予算の25%しか使われていません[窓リノベ2026 申請額の割合]。8月までの申請は累計218億円です。急いでいるのは自治体のほうです。埼玉県は7月29日、名古屋市は9月8日に受付を終えました。
| 自治体 | 補助の額 | 国との併用 | 締切・状況 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 上限200万円/戸。内窓S・大は65,000円 | 可 | 交付申請は令和8年6月30日から |
| 世田谷区 | 最大20万円 | 可 | 後期は10月1日開始予定 |
| 神奈川県 | 対象経費の1/3か15万円 | 可(市町村による) | 令和8年9月30日まで |
| 埼玉県 | 国の事業への上乗せ | 併用が前提 | 令和8年7月29日に終了 |
| 横浜市 | 最大120万円(住替えは150万円) | 要確認 | 令和9年2月28日まで |
| 名古屋市 | 断熱窓改修は上限10万円 | 要確認 | 2026年9月8日に終了 |
| 京都市 | 対象経費の2/3・120万円/戸 | 要確認 | 令和8年11月30日まで |
| 仙台市 | 窓は上限10万円 | 要確認 | 抽選。第3回は12月1日〜 |
出典:各自治体の公式ページ(末尾)。横浜市・名古屋市・京都市・仙台市は国との併用可否の明記を確認できませんでした。窓口で確かめてください。
併用の原則は単純です。同じ窓に国の補助を二重に受けることはできません[窓リノベ2026 対象要件]。みらいエコ住宅2026事業とは部位を分ければ併用でき、自治体の制度は国費が充てられているものを除いて併用できます。
予算が尽きた後は、開口部の工事がみらいエコ住宅2026事業の対象になります[国土交通省 みらいエコ住宅2026]。4事業の全体像はリフォーム補助金2026、東京都の住宅補助は東京都の太陽光・蓄電池・V2H補助金にまとめました。
試算:内窓4窓で補助20万8,000円、自己負担は約23万円
多いのは寒い部屋の窓だけを何枚か直すケースです。戸建でS区分・大サイズの内窓を4窓入れた場合を見ます。
- 補助額 52,000円 × 4窓 = 208,000円(下限5万円・上限100万円をクリア)
- 工事費の目安 約109,500円 × 4窓 = 約438,000円
- 自己負担 438,000円 - 208,000円 = 約230,000円(工事費の約53%)
補助の単価と枚数は国土交通省のモデルケースと同じです[国土交通省]。1窓の工事費は東京都の「窓11枚で120.5万円」の按分で、都の公表値ではありません。
東京都ならここに都の助成が乗ります。都の試算では、戸建(約120㎡)で窓11枚にS区分の内窓を入れると120.5万円[東京都 省エネ改修促進事業]。都が55.8万円、国が45.2万円を出し、自己負担は19.5万円です。年約2.3万円の光熱費削減で、回収は約8.5年とされています。
回収に8年前後かかる以上、断熱工事は投資というより暮らしの改善です。
補助金をもらうと減税は遠ざかる——50万円と60万円の足切り
内窓4窓だけでは、所得税の控除も固定資産税の減額も使えません。判定に使う金額から補助金を差し引くためです[国土交通省]。工事費43.8万円から補助20.8万円を引くと残りは23万円。所得税の「50万円超」にも固定資産税の「60万円超」にも届きません。
| 制度 | 足切り(補助金を引いた後) | 効果 | 期限と手続き |
|---|---|---|---|
| 所得税の控除(省エネ改修) | 標準的な費用が50万円超 | 最大62.5万円(太陽光を含むと67.5万円) | 令和10年12月31日まで。確定申告に増改築等工事証明書(年末調整は不可) |
| 固定資産税の減額 | 工事費が60万円超 | 翌年度分の1/3を減額(120㎡分・1年限り) | 令和13年3月31日まで。完了後3か月以内に申告 |
出典:国税庁 No.1219[国税庁]、国土交通省[国土交通省]、東京都主税局[東京都主税局]。固定資産税の窓口は市区町村です。
届かせたいなら、壁・床・天井の断熱も一緒にやることになります。国土交通省のモデルケースは総額682万円の改修で、補助金110万4,600円・所得税41万3,510円・固定資産税2万9,800円です。内窓だけなら補助金で完結すると考えたほうが早いでしょう。減税の全体像はリフォーム補助金2026の表にあります。
補助金そのものに税金はかかるか——一時所得の50万円
個人が住宅の改修で受け取る国の補助金は、原則として一時所得です[国税庁 No.1490]。ただし50万円の特別控除があり、ほかに一時所得がなければ50万円までは課税されません。内窓4窓の20万8,000円なら気にしなくて大丈夫です。
- 会社員は給与以外の所得が20万円以下なら申告不要です。一時所得は「受け取った額-50万円」の1/2なので、補助金90万円までは申告不要に収まります。
- 50万円を超える場合も、「国庫補助金等の総収入金額不算入」の特例(所得税法42条)で一時所得に含めなくてよい可能性があります。
ただし、窓リノベの補助金がこの特例の対象だと名指しした資料は見つかりませんでした。国税庁が示しているのはすまい給付金などです。金額が大きいときは税務署に確認を。
動く順番は決まっています。登録事業者かを確かめ、PかSの製品で見積もりを取り、工事前の写真を撮ってもらう。あとは自治体の締切を調べれば足ります。ほかの補助金は宅配ボックスの補助金2026にもまとめています。
よくある質問:申請と締切
補助金の申請は自分でできますか。
できません。申請できるのは事務局に登録された「窓リノベ事業者」だけです。補助金は工事代金への充当か現金で還元されます。
工事前の写真を撮り忘れたらどうなりますか。
その工事は補助を受けられません。2026年の事業には「工事前写真・提出免除依頼書」がなく、代わりの書類もありません。着工前に業者と確認を。
国の予算が尽きたら、窓の補助はなくなりますか。
なくなりません。窓リノベが上限に達した後は、開口部の工事がみらいエコ住宅2026事業の対象になります。9月23日時点の消化率は25%です。
国の補助と自治体の補助は両方もらえますか。
自治体の制度に国費が充てられていなければ併用できます。東京都が禁じているのは都と公社の中での重複だけなので、国との併用が可能です。明記のない自治体は窓口で確認を。
参考リンク(出典)
- 窓リノベ2026 対象工事【内窓設置】——補助額の表
- 同 対象要件(住宅)——上限・下限・併用
- 同 申請手続き(住宅)——申請者は登録事業者だけ
- 同 補助金申請額の割合——消化率25%
- 同 交付申請の手引き——日程と工事前写真
- 環境省 事業の概要——予算1,125億円と変更点
- みらいエコ住宅2026事業——予算到達後の受け皿
- 国税庁 No.1219 省エネ改修工事——補助金控除後50万円超
- 国税庁 No.1490 一時所得——特別控除50万円
- 国土交通省 リフォームの減税制度——最大62.5万円
- 国土交通省 消費者向けパンフ——内窓4枚の例
- 東京都主税局 固定資産税の減額——60万円超・3か月以内
- 東京都 省エネ改修促進事業——上限200万円/戸
- 世田谷区 エコ住宅補助金——最大20万円
- 神奈川県 省エネ改修補助金——9月30日が期限
- 埼玉県 窓断熱リフォーム支援事業——終了
- 横浜市 既存住宅断熱改修補助制度——最大150万円
- 名古屋市 脱炭素化促進補助——終了
- 京都市 断熱改修等補助——11月30日まで
- 仙台市 健幸省エネ住宅補助金——窓は上限10万円
※1窓あたりの工事費と自己負担額は本サイトの試算で、実際の費用は見積もりで変わります。補助金の課税は税務署にご確認ください。
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