東京23区の自転車補助金2026——車両本体に補助が出るのは1区だけだった
ガソリンの50cc原付が生産終了となり、子育て世帯の「子乗せ電動アシスト自転車」も1台20万円が当たり前になりました。「うちの区に補助はないのか」と調べる人が増えていますが、23区すべての公式サイトを確認したところ、車両本体の購入補助を2026年度に実施しているのは葛飾区だけでした。一方でヘルメット購入助成は多くの区で続いており、区によって実施・終了がくっきり分かれています。この記事は、23区の現在地を1枚にまとめたものです。
車両本体の購入補助——葛飾区の上限5万円が唯一
| 区 | 内容 | 金額 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| 葛飾区 | 子ども2人乗せ自転車等購入費助成 | 上限5万円 | 購入金額の1/2。小学生未満の子を1人以上養育/購入日・申請日とも区民/過去3年以内に未受給/区内店舗での購入のみ(ネット購入は対象外) |
| 目黒区 | 自転車バッテリーチェンジプロジェクト | 2万円 | バッテリー(+充電器)のみで車両本体は対象外。1歳以上の未就学児を養育/1世帯1回/前期は終了、後期は10月頃予定 |
| 他21区 | 車両本体の購入補助は確認できず | — | 2026年9月時点で各区公式サイトに該当制度なし |
葛飾区の助成は自転車本体(電動アシスト含む)だけでなく、幼児用座席・幼児用ヘルメット・メーカー純正バッテリー・防犯登録料まで対象です。20万円の子乗せ自転車を買えば上限5万円に届きます。対象は令和8年4月1日〜令和9年3月31日の購入で、申請は令和9年4月9日まで(オンラインまたは郵送)[葛飾区]。
ヘルメット購入助成——実施中と終了が半々
2023年4月に自転車ヘルメットの着用が努力義務化されて以降、多くの区が購入助成を始めました。3年が経ち、続けている区と終わった区に分かれています。
| 区 | 状況 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 千代田区 | 実施中 | 2,000円 | 1人1回。購入日から1年以内に申請 |
| 港区 | 実施中 | 2,000円分 | みなトクPAYポイントで支給。自転車保険加入が条件。13歳未満は年度ごとに再申請可 |
| 墨田区 | 実施中 | 上限2,000円 | 1人1回。2027年2月28日まで(予算切れ次第終了) |
| 江東区 | 実施中 | 上限2,000円 | TSマーク費用助成(上限2,000円)も併存 |
| 渋谷区 | 実施中 | 上限2,000円 | 事業協力店での購入。予定1,000個に達し次第終了 |
| 中野区 | 実施中 | 上限2,000円 | 1人1回。2027年3月31日購入分まで |
| 豊島区 | 実施中 | 2,000円 | 区内在住者、または区外在住で区内在園・在学の中学生以下。指定店舗限定 |
| 足立区 | 実施中 | 3,000円 | 23区で最高額。2029年3月末まで実施予定(各年度の予算成立が条件) |
| 江戸川区 | 実施中 | 上限2,000円 | 予算額到達まで |
| 練馬区 | 実施中 | 一部助成 | 金額は区の公式ページで確認を |
| 台東区 | 無償配布 | 現物 | 1歳の誕生日を迎えた児童に幼児用ヘルメットを無償配布(1人1回) |
| 新宿区 | 終了 | — | 2024年6月28日で受付終了 |
| 杉並区 | 終了 | — | 2024年3月17日で終了(最大3,000円・講習受講者5,000円だった) |
| 品川区 | 終了 | — | 区内共通商品券2,000円相当だった |
| 大田区 | 終了 | — | 2025年3月31日で終了 |
| 北区 | 終了 | — | 2025年9月30日で終了(小学生以下・65歳以上は3,000円だった) |
| 世田谷区 | 終了 | — | 令和6年度で終了 |
| 葛飾区 | 終了 | — | 一般向けは受付終了(子ども2人乗せ自転車助成の対象品目には幼児用ヘルメットが含まれる) |
※中央区・板橋区・荒川区・文京区は、確認時点で公式ページの記載が見つからないか、詳細を確認できませんでした。各区の交通担当課へお問い合わせください。
区で3万円以上の差がつく——引っ越し前に確認する価値はある
子乗せ電動アシスト自転車(20万円)とヘルメット2個を買う家庭を想定すると、区による差はこうなります。
| 住んでいる区 | 受け取れる額 |
|---|---|
| 葛飾区 | 最大5万円 |
| 目黒区(バッテリー交換時) | 2万円 |
| 足立区 | 3,000円(ヘルメット1個) |
| ヘルメット助成が終了した区 | 0円 |
国のCEV補助金は電動バイク(原付一種・二種クラス)が対象で、ペダル付きの電動アシスト自転車は対象外です。混同されやすいので注意してください。電動バイクなら国の補助に加えて東京都が上限48万円を出しており、桁が違います。詳しくは電動バイクの補助金で解説しています。
受け取った補助金に税金はかかる?
個人が受け取る購入補助は税務上一時所得です[国税庁 No.1490]。ただし年間50万円の特別控除があるため、自転車やヘルメットの助成額(数千円〜5万円)で課税されることは通常ありません。同じ年にふるさと納税の返礼品・生命保険の満期金・住宅設備の助成などが重なって合計50万円を超えるときだけ、超過分の2分の1が課税対象になります。
今日やること
- 自分の区が上の表のどこに当てはまるか確認する(終了していれば、待っても復活するとは限りません)
- 葛飾区民なら、購入は区内の店舗で(ネット購入は対象外です)
- ヘルメット助成が実施中の区なら、指定店舗・協力店の指定があるかを買う前に確認する
よくある質問
東京23区で電動アシスト自転車の購入補助があるのはどこですか?
2026年9月時点で車両本体の購入補助を実施しているのは葛飾区だけです(購入額の1/2・上限5万円)。目黒区はバッテリー交換に2万円の補助がありますが、車両本体は対象外です。他の21区では確認できませんでした。
ヘルメットの助成がいちばん高い区はどこですか?
確認できた範囲では足立区の3,000円が最高で、多くの区は2,000円です。港区はみなトクPAYのポイントで支給され、13歳未満なら年度ごとに再申請できます。台東区は1歳児に幼児用ヘルメットを無償配布しています。
自分の区で助成が終了していました。復活しますか?
分かりません。ヘルメット助成は努力義務化に合わせた時限的な事業として始めた区が多く、新宿区・杉並区・大田区・北区・世田谷区などは終了しています。区議会での予算化しだいなので、待つより現在使える制度を確認するほうが確実です。
参考リンク(出典)
本記事は23区それぞれの公式サイトを確認して作成しています。代表的なものを挙げます。金額・受付状況は変わるため、申請前に必ず自分の区の公式ページをご確認ください。
- 葛飾区 子ども2人乗せ自転車等購入費助成
- 目黒区 自転車バッテリーチェンジプロジェクト
- 足立区 自転車用ヘルメット購入費助成
- 台東区 幼児用ヘルメット無償配布
- 東京都 区市町村のヘルメット購入補助一覧
- 国税庁 No.1490 一時所得
※本記事は一般的な情報提供であり、各制度の適用を保証するものではありません。予算に達した時点で終了する制度が多いため、購入・申請の前に必ず各区の公式ページでご確認ください。
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