年末調整の活用
申告書類の書き方と追加控除の申請方法をチェック。
必須ふるさと納税
ワンストップ特例と確定申告の使い分けをわかりやすく。
人気iDeCo・NISA
老後資産形成と節税を同時に実現する方法。
人気医療費控除
対象費用・申請方法・セルフメディケーション制度。
控除副業と確定申告
副収入20万円ルールと節税の基本を整理。
副業住宅ローン控除
控除額の計算方法と初年度の確定申告手順。
控除🧾 年末調整の活用
会社員は毎月の給料から税金(源泉徴収)が概算で引かれています。年末調整とは、その概算と実際の税額の差額を精算する手続きです。申告書を正しく提出するだけで、払いすぎた税金が返ってきます。
概算で源泉徴収
会社に提出
税額を計算
還付 or 追徴
年末調整で申告できる主な控除
| 控除の種類 | 控除額の目安 | 必要な書類 |
|---|---|---|
| 🏥 生命保険料控除 | 最大12万円 | 保険会社からの控除証明書 |
| 🌋 地震保険料控除 | 最大5万円 | 保険会社からの控除証明書 |
| 👨👩👧 扶養控除 | 38〜63万円/人 | マイナンバー等 |
| 💍 配偶者控除 | 最大38万円 | 配偶者のマイナンバー等 |
| 📈 iDeCo掛金 | 掛金全額 | 小規模企業共済等掛金払込証明書 |
| 🎓 勤労学生控除 | 27万円 | 学生証のコピー等 |
※ 実際の年間所得税額 =(給与所得 − 各種控除)× 税率
🏠 ふるさと納税
好きな自治体に寄附することで、実質負担2,000円で返礼品がもらえる制度です。寄附金額から2,000円を引いた金額が、所得税の還付と住民税の減額で戻ってきます。
ワンストップ特例 vs 確定申告
| ✅ ワンストップ特例 | 📝 確定申告 | |
|---|---|---|
| 対象者 | 確定申告不要な給与所得者 | 誰でも可 |
| 寄附先の数 | 5自治体以内 | 制限なし |
| 手続き | 各自治体に申請書を郵送 | 翌年2〜3月に確定申告 |
| 控除の反映先 | 住民税のみ減額 | 所得税還付+住民税減額 |
| おすすめ度 | ⭐⭐⭐ 手軽 | ⭐⭐ 6自治体以上の場合 |
控除上限額の目安(独身・共働き夫婦の場合)
※ 扶養家族の人数や各種控除の状況によって変わります。
※ 控除上限内であれば、実質負担はほぼ 2,000円 になります。
📈 iDeCo・NISA
老後資産を形成しながら節税もできる、会社員にとって最強クラスの制度です。iDeCoは掛金が全額所得控除になるため、積み立てながら今すぐ節税できます。NISAは運用益・配当が非課税になります。
| 💼 iDeCo | 📊 NISA(新NISA) | |
|---|---|---|
| 節税タイミング | 今すぐ(掛金が所得控除) | 将来(運用益が非課税) |
| 掛金上限 | 月12,000〜23,000円(会社員) | 年間360万円(成長投資枠含む) |
| 引き出し | 原則60歳まで不可 | いつでも可能 |
| 受け取り時の税 | 退職所得控除 or 公的年金控除 | 非課税 |
| 向いている人 | 節税効果を今すぐ実感したい | 長期・柔軟に積み立てたい |
※ 所得税率は課税所得によって5%〜45%。給与500万円前後なら20%が目安。
💊 医療費控除
1年間(1月〜12月)に家族全員で支払った医療費が一定額を超えると、確定申告で医療費控除を受けられます。領収書をまとめて保管しておきましょう。
- 病院・クリニックの診察費・治療費
- 処方薬・市販薬(治療目的)
- 入院費(食事代含む)
- 歯の治療費(インプラント含む)
- 通院のための交通費(電車・バス)
- 出産・入院費用
- 介護サービス費用の一部
- 健康診断・人間ドック(疾患が見つかった場合は対象)
- 美容目的の治療・整形手術
- 予防接種
- 通院のためのタクシー代(緊急時を除く)
- 入院中のパジャマ・日用品代
- サプリメント・栄養ドリンク
※ 所得が200万円未満の場合は、10万円ではなく「所得×5%」を引きます。
※ 控除額の上限は200万円。
市販薬(スイッチOTC医薬品)の購入費が12,000円を超えた場合、超えた金額(上限88,000円)が控除できます。健康診断などを受けていることが条件。通常の医療費控除との併用はできません。
💼 副業と確定申告
会社員でも副業収入がある場合は、税務上の手続きが必要です。年間20万円を超えたら確定申告が原則ですが、経費を正しく計上することで税負担を抑えられます。
不要
(住民税申告は必要な場合あり)
必要
(翌年2月16日〜3月15日)
副業で経費にできるもの(例)
※ 副業所得は給与所得と合算して税率が決まります(累進課税)。
※ 副業の所得が300万円超の場合は、帳簿保存が必要な場合があります。
🏡 住宅ローン控除
住宅ローンを組んでマイホームを取得した場合、年末のローン残高の一定割合が所得税から直接差し引かれます(税額控除)。最大13年間にわたって住宅ローン控除を受けられる、非常に大きな節税制度です。
入居した翌年の2〜3月に、税務署またはe-Taxで申告。
会社に「住宅借入金等特別控除証明書」と「年末残高証明書」を提出するだけ。
控除率・期間・上限(2022年以降に入居した場合)
| 住宅の種類 | 控除率 | 控除期間 | 年間上限 |
|---|---|---|---|
| 認定長期優良住宅・低炭素住宅 | 0.7% | 13年 | 35万円 |
| ZEH水準省エネ住宅 | 0.7% | 13年 | 31.5万円 |
| 省エネ基準適合住宅 | 0.7% | 13年 | 28万円 |
| その他の住宅 | 0.7% | 10年 | 21万円 |
※ 控除しきれない場合は住民税からも一部控除されます(上限9.75万円)。
※ 所得税額が控除額より少ない場合は、その差額分は住民税から差し引かれます。